トップページ»製品情報»ソニー、液晶モニターとMDスロットを装備した「ネットジューク」を発表

ソニー、液晶モニターとMDスロットを装備した「ネットジューク」を発表

ソニーは、音楽配信サービス「エニーミュージック」に対応したネットワークオーディオ「ネットジューク NAS-M7HD」を2005年11月19日に発売すると発表した。

NAS-M7HDは、エニーミュージックで購入した楽曲や音楽CD、ラジオ放送などを保存可能な40GBのHDDを搭載するネットワークオーディオ。

40GB HDDを内蔵し、CD/MDプレーヤーのほか、本体前面に4.3型のカラー液晶ディスプレイを装備。HDD内の楽曲検索や再生/停止、対応オーディオプレーヤーへの転送などがディスプレイを見ながら行なえる。さらに、Ethernet端子を装備し、ネット経由の音楽配信サービス「エニーミュージック」に対応。本体の液晶で、楽曲の購入やFM番組のオンエア情報の確認、オンラインCDショップでCDを購入することができる。

HDDへの録音はリニアPCMとATRAC3に加え、新たにMP3での取り込みに対応。対応ビットレートはATRAC3が48/64/66/105/132/256kbps、MP3が96/128/160/192/256kbps。

オンラインでの楽曲購入に加え、音楽CDからHDDへ最大8倍速でのダビングが可能。CDを聴きながらのダビングも可能で、その際のダビング速度は7倍速となる。HDD内にはCDDBの楽曲情報が収録されており、自動的に曲名などのタグ情報を付加できるほか、新譜についてもネットワーク経由で楽曲情報を取得可能。

さらに、家庭内のネットワークやUSBストレージ内のMP3ファイルをHDDに取り込む機能も搭載。また、DLNAクライアント機能「ネットワークメディア」も装備し、ホームネットワーク内のPCなど、DLNAサーバーに蓄積した音楽ファイルを、ネットワーク経由でストリーミング再生できる。

HDDミニコンポ内の楽曲をMDに転送できるほか、MDの楽曲をHDDに録音することも可能。MDに楽曲情報が付与されている場合は、同時にその情報もHDDの楽曲に引き継がれる。なお、ダビング速度は等速でアナログ録音となる。

さらに、メモリースティックDuoスロットも装備し、楽曲転送が可能。転送可能な形式はATRAC3とMP3だが、ATRAC3はメモリースティック PRO デュオには転送できない。

FM/AMラジオも内蔵し、HDDへの録音も可能。アンプ部の出力は20W×2ch(4Ω)。32bitオーディオDSPや、24bitオーディオDACの搭載などで音質の向上を図った。また、電源部もオーディオ用の安定化電源を採用している。

入出力端子はEthernet×1、USB×1、コンポジット映像出力×1、アナログ音声入力×1、アナログ音声出力×1、ヘッドフォン出力×1を装備する。消費電力は52W(待機時0.3W以下)。外形寸法は155×278.3×246mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.9kg。

スピーカーは2ウェイのバスレフ式で、10cm径のウーファと2cm径のバランスドームツィータから構成される。外形寸法は140×246×190mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。

<コメント>
これまでのネットジュークに比べると、当たり前のミニコンポの外観を持つようになってきた。機能も家庭内ネットワークでの連携もできるなど魅力的な部分も多い。ただ、40GBというHDDの容量はパソコンに比べて著しく少ない。せっかくパソコンにできないオーディオに特化したものを作るのであれば、容量はもっと大きくすることが望まれる。

関連リンク:ソニーの発表リリース

【広告】

コメント&トラックバック

トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2005/10/20/37/trackback/