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デノン、DLNA準拠のミュージックサーバー機能搭載AVアンプを発表

デノンは、DLNAガイドラインに準拠したミュージックサーバー機能搭載のAVアンプ「AVC-4320」を2005年11月下旬より発売すると発表した。

AVC-4320は、Ethernet×1を装備するほかDLNAガイドラインやWindows Media Connectに準拠するAVアンプ。ミュージックサーバー機能を搭載しており、同一ネットワーク内のPCに保存されているオーディオファイルの再生が可能となっている。

対応音声圧縮方式は、WAV(リニアPCM)/MP3/WMA。また、インターネットラジオの受信機能も搭載しており、データベースには「vTuner」をデノン向けにカスタマイズしたリストを利用する。また、PCのInternet Explorerからネットワーク経由でAVC-4320のコントロールやセットアップが可能。なお、Ethernetはクレストロンのホームオートメーションシステムのシリアルコントロール用端子としても利用できる。

本体前面と背面にiPod接続用端子を装備し、第3世代以降のiPodを接続して保存されている楽曲ファイルの再生が可能。また、本体前面にUSB×1を装備し、USB経由でポータブルオーディオプレーヤーに保存されたMP3/WMAの楽曲ファイルの再生も可能となっている。接続したiPodやポータブルオーディオプレーヤーはAVC-4320付属のリモコンから操作できる。なお、iPod接続用端子2系統は排他利用となる。

オーディオ部では、定格出力130W×7ch(8Ω)、170W×7ch(6Ω)のパワーアンプを装備。高音質サラウンド回路「New D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)デジタル」や、新開発の32bitフローティングポイントタイプDSPなどを採用し、192kHzのデジタル信号に対しても余裕を持って信号処理できる。また、音響面では測定されたスピーカーとリスニングルームの特性データを基にスピーカーの基本設定を自動で行なう「オートセットアップ機能」や、複数のリスニングポジションの測定データから周波数特性の自動補正を行なうイコライザー「ルームEQ」などの機能を搭載している。

ビデオ部では、Ver.1.1対応のHDMI端子を入力3系統、出力1系統装備するほか、ビデオ回路にはファロージャ製I/P(インターレース/プログレッシッブ)コンバーターを搭載。アナログビデオ信号を、720p/1080iにスケーリングしHDMI端子から出力できるスケーリング機能も搭載する。また、216MHz/12bitのビデオDACや、NSV(ノイズ・シェープト・ビデオ)技術を採用することで映像信号のS/N比を改善している。また、電源にはメイントランスのほか、マイコン専用、iPod専用、Ethernet/USB専用のトランスを搭載。各回路ブロックごとに分離した電源供給を行ない回路間の干渉を抑え、高音質・高画質での再生を可能にしている。

装備するインターフェイスは、Ethernet、USB、iPod接続×2、オーディオ入力×11、レックアウト×3、8ch外部入力、光デジタル入力×5、光デジタル出力×2、同軸デジタル入力×2、7.1chプリアウト、コンポジット入力×7、コンポジット出力×3、Sビデオ入力×7、Sビデオ出力×3、コンポーネント入力×3、コンポーネント出力×2、HDMI入力×3、HDMI出力、DENON LINK、RS232C、トリガー出力×2。本体サイズは434×429×171mm(幅×奥行×高)で、重量は18.8kg。

<コメント>
本格オーディオを構成するAVアンプもホームネットワークとパソコン、携帯プレーヤーとの連携は無視できなくなっていることを端的に示してくれる製品。携帯プレーヤー側もこうした本格派オーディオ機器と接続されることを考えていく必要がある。

関連リンク:デノンの発表リリース

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