Listen Music Store、購入や決済方法を拡充して「Listen Japan」に統合

リッスンジャパンは、従来より展開していた音楽検索サイト「Listen Japan」と、WMA音楽配信サイト「Listen Music Store」を統合し、2005年10月27日より新「Listen Japan」としてリニューアルしたと発表した。

サイトリニューアルにより、1クリックダウンロード機能やプリペイド課金が導入されたほか、楽曲をプレゼントできる「楽曲ギフト」など、多くの機能追加が図られている。

1クリックダウンロードは、WindowsのActiveXコントロールを用いた「ダウンロードアシスタント」の導入により、1クリックで購入からダウンロード、保存まで自動的に行なえる機能。クリックするだけでパソコンのMy Musicフォルダ以下に購入楽曲用のフォルダを作成し、保存できる。

決済機能では、クレジットカードによる課金に加え、WebMoneyやListen音楽チケットなどを利用したポイントチャージによるプリペイド課金機能も用意。従来のように楽曲購入の度にWebMoneyサイトにアクセすることなく、一度Listenポイントをチャージすれば同ポイントを利用して楽曲購入ができる。また、Mobile Edyの導入など、今後も決済方法を増やしていく方針で、ポイント還元プログラムやアフリエイトの導入なども検討中としている。

また、楽曲の購入ボタンの脇に「贈る」ボタンも設置。同ボタンを押して、友人のメールアドレスを入力すると、楽曲のダウンロードURLを付加したメールを送信できる。また、「ハッピーバースデー」、「メリークリスマス」などの状況に応じた楽曲ピックアップ機能も追加している。

さらに、Listen Japan上での連続試聴も可能になったほか、歌詞データも4万件を用意。ランキング機能や、作品レビュー機能も搭載した。また、音楽ニュースのRSS配信機能なども備えている。

＜コメント＞
当初は音楽情報サイトとして音楽情報を掲載するために音楽業界を刺激しないよう音楽配信には消極的に見えたリッスンだが、独立した音楽配信サイトを立ち上げ、いよいよ本格的に取り組むことができる土壌ができたものと推察される。それだけに配信サイトの進化としてはユーザー視点に立った正しい機能が盛り込まれており、期待ができるものとなっている。

関連リンク：リッスンジャパンの発表リリース（PDF）