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エプソン、マルチフォーマット・オーディオデコーダーLSIを開発
セイコーエプソンは、aacPlusなどの新コーデックに対応したオーディオデコーダLSI「S1V30200」を開発したと発表した。
S1V30200は、MP3、AAC LCやaacPlusなどの新しい圧縮規格のデコード処理が可能なデコーダLSI。
aacPlusは、Coding TechnologiesのSBR(Spectral Band Replication)技術などにより、従来のAACの約半分の情報量で同等の音質を実現できるという高圧縮規格。
携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーでの採用を見込んでおり、スピーカーイコライザやボリュームコントロール、ステレオからモノラルへのミキシング機能を装備する。サンプリング周波数は8/11.025/12/16/220.5/24/32/44.1/48kHzに対応する。
デコーダの制御は単線式のシリアルインターフェイスを介して行なうため、多様なホスト装置からのコントロールが可能で、既存システムへの組み込みも容易としている。
<コメント>
新しい圧縮規格が発表されても、すぐに対応製品ができるわけではない。特に携帯プレーヤーでは、こうした高性能かつ小型・省電力なLSIを必要とされる。
関連リンク:セイコーエプソンの発表リリース
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