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HMVとVIBE、携帯電話向け音楽配信事業で提携

VIBEはHMVジャパンと、携帯電話向けの音楽配信事業において業務提携したと発表した。

2005年12月にサービスを開始する「着うたフル」の配信サイト「HMVうたメロ」を共同運営するほか、シナジー効果によりコンテンツ配信とパッケージ販売双方の拡販を目指すとしている。

VIBEはこれまでバンダイネットワークスの子会社として、音楽情報の提供を中心とした各種公式サイトの企画・運営を行なっており、11月現在でNTTドコモ、ボーダフォン、KDDI、TU-KA向けに47のサイトを運営している。また、音楽関連商品の企画販売や広告・宣伝業務も行なっている。

HMVとの提携により、現在HMVが運営している着信メロディ配信サービス「HMVメロディ」をHMVとVIBEが共同で運営することになる。

加えて、HMVが保有する店舗、Eコマース、モバイルコマースなどの保有チャネルから、各携帯電話向けサービスへの集客プロモーションを実施。また、着メロ/着うた/着うたフルの配信サービスと、モバイルコマースサイト「HMV mobile」とのトラフィック共有も行なう。デジタルコンテンツとパッケージ販売双方の拡販を促進する。

さらに、HMVジャパンでは「HMVオンラインCD&DVDストア」や、店頭で無料配布している音楽雑誌「the music master」などとも連動。パッケージビジネスとのシナジーによって、キャリアポータル以外の集客チャンネルからも、新規顧客の獲得を図るとしている。

<コメント>
着メロと違い、着うたは著作権以外に原盤権など周辺権利が必要になるため事務処理や権利獲得が面倒。そのため音楽ブランドがあっても容易にサービスを提供できるわけではない。その点のノウハウを補完し合う組み合わせとしては良い提携と言えるだろう。

関連リンク:VIBEの発表リリース(PDF)

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