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HD対応AVネットワーク実現を目指す業界団体「HANA」が設立

Charter Communications、日本ビクター、Mitsubishi Digital Electronics America、NBC Universal、Samsung、Sun Microsystemsの6社は、HD対応の次世代AVネットワーク規格策定を目的とした業界団体High-Definition Audio-Video Network Alliance」(HANA)を設立したと発表した。

設立メンバーは上記のほかに、コントリビュータとしてARM、Freescale Semiconductor、Pulse~LINKも参加するとしている。

HANAの次世代ネットワークでは、機器の接続がケーブル1本で可能となり、5ch以上のHD映像の視聴や録画を同時に行なえることを目指すとしている。また、著作権保護機能を保持しつつファイルの共有が可能となるほか、全ての機器を1つのリモコンで操作でき、1台のSTBで家庭内のどの場所でも利用できるようになるとしている。

対応を想定している機器は、HD対応テレビや次世代DVDプレーヤーや録画機器、STB、ホームシアター機器などで、認証テストによりメーカー間の互換性を確認後、2007年のCESで最初の対応製品を公開するとしている。

Consumer Electronics Association (CEA)や1394 Trade Associationなどの団体と交渉し、IEEE 1394などの規格を活用した容易なケーブル接続規格を検討中。また、2006年前半には、AACSを始めとする著作権保護技術に対応したホームネットワーク接続型のポータブルビデオプレーヤーなどを提供する計画もある。

そのほか、将来的には新たな映像圧縮技術や、双方向コンテンツ、ワイヤレスネットワークなどの分野についても取り組んでいくとしている。

<コメント>
基本的に動画を対象としているようだが、家庭内のAVネットワーク技術と言うことで取り上げた。業界内にどれだけの影響力があり、主導権を握れるか、設立メンバーを見ただけでは不透明と言わざるを得ない。

関連リンク:HANAの発表リリース

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