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京セラ、ケニアのiBurst商用サービスにシステム供給

京セラは、基地局および端末を開発・生産する、ワイヤレスブロードバンドシステム『iBurstシステム』の商用サービスが、2006年2月2日よりケニア共和国にて開始されると発表した。

iBurstシステムは、下り最大約1Mbpsのデータ受信が可能な無線通信サービス。米規格団体ANSIでは標準規格に認定されており、また、IEEE802.20の作業部会では、「MBTDD625kMCモード」の名称で2006年1月19日に基本技術仕様として承認、2006年末にはIEEE802.20の標準仕様になる見込みとしている。

今回の発表は、ケニアのインターネットサービスプロバイダーであるAfrica Onlineが、iBurstシステムを導入。京セラは基地局と端末を供給するもの。

Africa Onlineでは、首都ナイロビを皮切りに、モンバサ、ナクル、キスム、ナニュキヘと対応エリアを拡大する予定で、開業後1年で2万件の加入獲得を目指すとしている。

iBurstの商用サービスは、オーストライリア、南アフリカ、アゼルバイジャンで行なわれており、ケニアでのサービスインによって4カ国目。

<コメント>
京セラのモバイルデータ通信システムとして以前に紹介したこともあるiBurstだが、商用化にこぎ着けている国があるのは実績として評価されるべきだろう。日本国内で商用化の目があるのかどうかは電波行政にも関わるため不明。

関連リンク:京セラの発表リリース

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