ソニー、WAV出力に対応したSonicStage最新版を公開

ソニーは、圧縮音楽ファイル管理・再生ソフトウェア「SonicStage」の最新バージョン「SonicStage Ver.3.4」を公開した。

新たにATRAC形式の楽曲をWAVファイル化可能となったほか（Moraなどの配信サービスでの購入楽曲は非対応）、ATRAC取り込みも新たに最高ビットレートの352kbps（ATRAC3plus）が設定可能となった。

また、音楽配信サービスについても従来のMoraに加え、新たにYahoo!ミュージックダウンロードにSonicStage上から直接アクセス可能となった。

SonicStage Ver.3.4の新機能は以下の通り。

• Hi-MD機器へ、ATRAC3plus 192kbpsの楽曲転送が可能
• 録音対応のHi-MDやネットワークウォークマンでデジタル録音した楽曲を、SonicStageへ取り込んだ後、WAV（PCM）形式でも保存可能に
• 音楽CDからATRAC形式（ATRAC3plus/ATRAC3）でのリッピング時に、ATRAC3plus 352kbpsが利用可能になった
• ミュージックコミュニティ機能を追加
• Yahoo!ミュージックダウンロードに対応
• マイ ライブラリにすでに取り込まれているアルバムや曲の曲情報を取得に対応
• WAV形式の曲をATRAC Advanced Lossless形式に圧縮したり、ATRAC（ATRAC Advanced Lossless含む）形式の曲をWAV形式で保存可能（MoraやYahoo!ミュージックダウンロードなどでの購入曲はWAVから購入した曲は、WAV形式で保存できない）
• 再生中の歌詞付きの曲の歌詞を歌詞ボタンを使って簡単に表示可能になった

新たに音楽CDに加え、取り込み済みの楽曲でも曲取得に対応。CDDBから曲情報を取得できるほか、取得した楽曲情報を適用すると、ジャケット写真も表示される。また、表示されたジャケット下の[関連情報]をクリックするとAmazonのCD購入ページが現れる。

＜コメント＞
iTunesと比較されることの多いSoniStageだが、徐々に機能もアップしてきている。実際には機能面よりも、名称がたびたび変わってきているソニーのこれらソフトウェアが、戦略の揺れを表しているために評価を落としているようにも感じられる。

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