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昭和電工、0.85型HDDプラッタが東芝「W41」に採用

昭和電工は、同社の0.85型のHDD用プラッタが、2006年2月9日より発売された東芝製の携帯電話「MUSIC-HDD W41T」(W41T)に採用されていることを発表した。

今回採用されたのは、同社が2005年6月に量産を開始した世界最小の100円硬貨大(約22mm)ハードディスクメディア。

W41Tは、auの総合音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」に対応し、4GBのHDD搭載によって約2,000曲の保存が可能な新世代の携帯電話。

同社は0.85型ハードディスクメディアの量産化に加え、記録容量の飛躍的向上をもたらす垂直磁気記録方式ハードディスクメディアの世界初の量産出荷を2005年6月に開始している。

さらに、2006年11月操業開始の予定でシンガポールにHDDプラッタの新工場を建設中。既存の千葉、シンガポール、台湾工場の増強と合わせて、HDDプラッタ全体の生産能力を2008年末までに2005年の2.2倍となる2,400万枚/月に強化する予定としている。

<コメント>
プラッタはHDDの内部で回転している円盤のこと。少なくともプラッタレベルでは生産体制の増強が図られており、今後も同様の製品が予定されているものと推察される。

関連リンク:昭和電工の発表リリース

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