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ACCESS、DLNA対応機器向けミドルウェア「NetFront Living Connect」を発表

ACCESSは、ホームネットワークにフォーカスを当てたソリューションとして、ミドルウェア製品「NetFront Living Connect」を組み込み機器向けに開発したと発表した。

NetFront Living Connectは、家庭内ネットワーク標準規格「DLNA Network Device Interoperability Guidelines expanded: March 2006」に対応、、セットトップボックス、ハードディスクレコーダー、携帯電話、デジタルカメラ、プリンター、ホームゲートウェイなど、あらゆる組み込み機器で動作出来るように設計時から配慮したDLNA対応機器向けのミドルウェア製品。

DLNAデバイスクラス(DMS、DMP、DMC、DMR等)が機能ごとにモジュール化された構造をとっているため、同時に複数のデバイスクラスの実装をするだけでなく、必要なデバイスクラスのみの実装が可能となっている。

プロトコル部だけでなくアプリ部の機能も提供を予定しており、UI部と実装を分離しているため、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)を自由に開発できる特長を持つ。

また、コンテンツ保護への取り組みとしてDRM(DTCP-IPやWindowsDRM)へも対応しており、DLNA Certification、Intel社のViiV、マイクロソフト社のPlaysForSureのロゴ認証を取得する予定としている。

さらに、ACCESSが開発したHTMLブラウザ、BMLブラウザ、TCP/IPや、サードパーティ製品との連携により、トータルなソリューションとして提供することも可能としており、沖電気工業との合弁会社であるOKI ACCESSテクノロジーズ製のコーデック「NetFront Video Codec Modules / NetFront Audio Codec Modules」や音声・映像メディアプレイヤ「NetFront Media Player」をセットで提供することが可能となっている。

なお、ソフトウェアパッケージ販売のSDKは2006年10月頃の発売を予定している

<コメント>
組み込み機器では部品を組み合わせただけでは製品とはならず、その上で動作するソフトウェアが必要となる。その開発を容易にするミドルウェアはメーカーにとって新製品開発を効率化するものとして必須となっている。これらミドルウェアの仕様からでも今後のホームネットワーク機器の方向性は垣間見える。

関連リンク:ACCESSの発表リリース

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