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楽天リサーチ、携帯電話での音楽利用調査結果を公表

楽天リサーチは、三菱総合研究所と共同で行った携帯電話の利用状況などを調査する「第22回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」の結果を公表した。

調査は、2006年6 月7 日から6 月12 日にかけてWeb 上で実施し、回答者は2,400 人(男性50.0%、女性50.0%)、そのうち主要4 社(NTT ドコモ・au・ボーダフォン・TU-KA)の携帯電話利用者は2,122 人(回答者の88.4%)。

その主な調査結果は以下の通り。

携帯電話で音楽を聴く人の割合は9.2%とiPod 等のデジタルオーディオプレーヤーを利用している人の割合の半分以下となっている。

また、携帯電話で音楽を聴いている人が利用している音源についてみると、約6 割がCD をパソコン経由でリッピングして聴いており、携帯電話を通じたダウンロード(着うたフル)を利用している層は4 割。その着うたフル利用者における過去1 ヶ月あたりのダウンロード曲数では、1、2 曲とする回答が多く、頻繁にダウンロードを行うケースは少ない。

au ユーザを対象にLISMO(携帯電話とパソコンを組み合わせた音楽配信サービス)の利用状況についてみると、5.0%のユーザーが利用しており、6.7%が「LISMO 対応機種は持っているが利用はしていない」と回答していることからして、対応機種保有者の4 割は利用していることになる。

LISMO の利用内容については、CD からリッピングした楽曲を携帯電話で聴くことがもっとも高く、86.2%。そのほかでは、携帯電話で購入した楽曲のPC による再生保存、携帯電話の画像・スケジュールなどのPC への保存といった機能が2 割程度と、専用サイトからのPC 経由での楽曲ダウンロードは3.4%とまだ多くはない。

iPod やウォークマンなどのデジタルオーディオプレーヤーと携帯電話とを統合した端末について利用意向をみると、「是非利用したい」が11.2%、「利用したい」が27.8%であり、全体として4 割程度の利用意向がみられる。中でも、現在デジタルオーディオプレーヤーを持っていないが今後利用したいというニーズのある層においては、統合端末の利用意向も高い。

<コメント>
オーディオプレーヤー機能を搭載している携帯電話も増えてきているが、実際の利用度合いを調べた調査として興味深い。インターネット経由と言うことで偏りのあることは想定されるが、利用の意志がない層の意見などは参考になるだろう。

関連リンク:楽天リサーチの発表リリース(PDF)

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