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レインボー・パートナーズ、組み込み機器向けの音楽認識情報システムの提供を開始

レインボー・パートナーズは、エンサークと共同で開発した組み込み機器向けの音楽認識情報システムの提供を開始したと発表した。

この音楽認識情報システムは、米All Media Guide社(AMG)が開発した、音楽メディア認識技術LASSOをArmadillo Linux、Monta Vista Linux、QNX、OSE、iTRON、Windows CE、VxWorksなど数多くの組み込みOS上で動作させるというもの。

非常に軽い組み込み機器向けのRDB、ENCIRQ Data Foundation Framework(ENCIRQ DFF)を利用することで、膨大な曲データの中から高速に絞込み検索ができるとともに、音楽認識情報システムを利用して、詳細な曲情報をリアルタイムにキャッチできるようになっている。

また、LASSOの持つデータベースは、曲名やアルバム名、アーティスト名に留まらず、詳細なジャンルや、曲の雰囲気、演奏者名、プロデューサー名、さらには類似アーティストや影響を受けたアーティスト、影響を与えたアーティストなど、正確でさまざまな情報が登録されているのも大きな特徴となっている。

さらにレインボー・パートナーズとエンサークでは、プロトタイプ機としてCPUにARM-9、OSにLinuxを採用したシステムを開発用リファレンスとして開発している。

なお、CPUはARM-9、SH4、PowerPC、x86、MIPSなどに対応しており、数多くのデバイスに採用されることを見込むとしている。

<コメント>
据え置きタイプはもちろん、ポータブルタイプでも大容量の記憶装置を搭載できるようになったことで、保存したコンテンツを素早く的確に探し出す技術も必要とされるようになった。ユーザーが聴きたい曲をいかにスムーズに提供できるようにするか、まだまだ工夫の余地はあり、製品としての使い勝手に関わってくる部分でもある。

関連リンク:レインボー・パートナーズの発表リリース

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