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ビクターとケンウッドが2008年経営統合へ

日本ビクターとケンウッドは、カーエレクトロニクス分野およびホーム/ポータブルオーディオ事業分野での協業と経営統合を柱とした資本業務提携契約を締結したと発表した。

ビクターは、ケンウッドと投資運用会社の台湾スパークス インターナショナルによる複数の投資ファンドを割当先とする第三者割当による新株式の発行を決定。2007年8月10日付で発行し、ビクターが調達する資金の総額は約350億円。内訳は、ケンウッド宛に普通株式200億円、スパークスの運用ファンド宛に150億円。

ビクターとケンウッドは、2007年10月1日を目処にカーエレクトロニクス、ホームエレクトロニクスの各事業において業務提携を開始。また、2008年の経営統合を目指し、共同持ち株会社の設立を検討する。

詳細については、両社により設置される委員会での検討の上、決定されるが、共同開発体制の発足や、製造委託の相互推進、知的財産権の相互利用などを予定。互いの付加価値向上と市場競争力の強化を図っていく。

増資が実施された場合、日本ビクターは松下電器産業株式会社の連結子会社から外れ、持分法適用関連会社となる。松下電器はビクターの筆頭株主として、ビクター、ケンウッドの経営統合に向けての検討をサポートしていく方針。

<コメント>
いずれもオーディオプレーヤー製品を出しているメーカーであることから製品情報として取り上げた。ビクターの引受先はファンドなどを含めずっと取り沙汰され、二転三転した経緯があるが、決まった以上は魅力的な製品作りにつながってほしい。

関連リンク:ケンウッドの発表リリース(PDF)

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