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マランツ、カスタムインストール向けの家庭内音楽配信システムを国内展開

マランツ コンシューマー マーケティングは、新たな取り扱いブランドとして、米Escient(エシェント)製品の日本での販売を開始すると発表した。

Escient(エシェント)はディーアンドエムホールディングス傘下ブランドの一つ。1996年の設立以来カスタムインストレーション(Custom Installation)市場をターゲットに、直感的で使い易いデジタルメディアマネージメント製品を中心に開発販売を行っている。

第1弾モデルとして、家庭内で音楽をネットワーク配信できる「Digital Music Manager」を2007年9月下旬に発売。HDD内蔵の配信サーバー「SE-160i」と「SE-500i」、クライアントの「FP-1」をラインナップする。

「SE-160i/500i」は、それぞれ160GB/500GBのHDDを内蔵し、CD-R/RWの再生も可能なドライブを備え、音楽CDを内蔵HDDへリッピング可能なミュージックサーバー。保存した楽曲は、ネットワーク経由でHDD非搭載のクライアント「FP-1」から再生できる。

リッピングはMP3(128/160/192/320kbps)、またはFLACでのロスレス・エンコードが可能。ストリーミング配信可能な楽曲フォーマットはWMA/MP3/AAC/FLAC。

GracenoteのCDDBから楽曲情報の自動取得や、AMGからのジャケット画像取得も可能。ライブラリはジャンル、アーティスト、タイトル、曲名から検索できる。コンポーネント/S映像/コンポジット映像出力端子も装備し、カスタマイズも可能なGUIメニューを出力できる。

PCとの連携もサポートしており、指定したフォルダ内の楽曲をSE-160i/500iやFP-1から再生したり、SE-160i/500i内のHDDにドラッグ&ドロップでコピーすることもできる。逆に、SE-160i/500iに保存した楽曲をPCでバックアップすることも可能。また、インターネットラジオの受信も行なえる。

RS232C接続により、クレストロン、AMXとの親和性を確保。GUIをテレビに出力するだけでなく、液晶ディスプレイを備えたホームオートメーション用大型リモコンの画面に出力することも可能。アナログ音声と光デジタル音声出力を備えている。SE-160i/500iの外形寸法は439×292×114mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.8lg。

「FP-1」もEthernet端子、S映像、コンポジット、アナログ音声出力、光デジタル音声出力を各1系統搭載したクライアント。基本はストリーミング再生のみ対応しているが、天面にiPodを接続できるDock端子を用意。搭載したiPod内の楽曲をサーバーとしてSE-160i/500iに配信することもできる。

A/Dコンバータを内蔵しており、iPodの再生音をデジタル変換し、光デジタル出力可能。RS232C端子も備え、ホームオートメーションとの連携もサポート。外形寸法は204×134×40mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は500g。

<コメント>
カスタムインストレーション市場という聴き慣れない言葉だが、商業施設などでの導入ばかりでなく、一般家庭においてもホームシアターシステムの導入時にシアタールームの設計段階から壁材など建材、家具なども含めて導入提案をしていく分野である。そのため、一般量販店に置かれるものではないが、家庭内での音楽をデジタル共有する製品として取り上げた。

関連リンク:マランツ コンシューマー マーケティングの発表リリース

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