Nokia、オンライン音楽・ゲームサービスを発表

フィンランドNokiaは、インターネットサービス「Ovi」を発表した。

Oviにはパソコンおよび対応するNokia端末からアクセスでき、Nokiaの各サービスのほか、ソーシャルネットワークやコンテンツへの窓口となる。Nokiaのサービスには、ナビゲーション・地図サービスの「Nokia Maps」のほか、音楽配信サービス「Nokia Music Store」やゲームサービス「N-Gage」が含まれる。また、今後数カ月のうちには、さらに新たなサービスをOviブランドに追加する計画としている。

Nokia Music Storeは、パソコン向け有料音楽配信サービス。楽曲やアルバムの購入のほか、「お勧め」機能やジャンル別のプレイリスト機能も利用できる。購入した楽曲は、PCとNokia携帯間で移行が可能。

対応音声圧縮形式はWindows Media Audio（WMA）で、ビットレートは192Kbps。

価格は1曲当たり1ユーロ、アルバムは10ユーロから。月間10ユーロでの会費制サービスもある。代金の支払いには、クレジットカードやPayPal、プリペイドのバウチャーなどが利用可能。この秋、欧州の主要市場でサービスの提供を開始し、数カ月のうちに欧州やアジアへも展開予定としている。

ちなみに、Oviはフィンランド語で「ドア」の意味。

Nokiaでは、同時に対応端末として「N81」「N95」「5310 XpressMusic」「5610 XpressMusic」の4機種を発表している。いずれも2007年第4四半期に発売予定としている。

＜コメント＞
No.1携帯電話メーカーが音楽配信を含むコンテンツ配信サービスを開始。iPhoneで携帯電話に参入したアップルに対抗するものと位置づけられる。日本ではうかがい知れないNokiaの影響力でどこまで対抗できるか興味深い。

関連リンク：Nokiaの発表リリース