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シャープ、タッチ・パネルとスキャナー機能を搭載した液晶を開発

シャープは、タッチパネルやスキャナ機能を搭載したシステム液晶の開発に成功したと発表した。

今回のシステム液晶は、3.5型の480×320画素品。液晶パネルの各画素に光センサを内蔵し、タッチパネル用のフィルムなどが不要になるため表示品位を損なわず美しい画像を映し出すことができる。

また、従来では難しかった複数ポイントの同時タッチによる認識が可能となった。たとえば画面に表示した地図の拡大縮小が2本の指で簡単に行えるほか、スキャナ機能では画面上で名刺などの読み取りが行える。将来的には指紋認証も実現する見込みとしている。

スマートフォン、デジタルカメラ、PDA、UMPCなどのモバイル機器用ディスプレイを想定しており、2007年9月にサンプル出荷を始め、2008年春の量産出荷を予定している。

<コメント>
液晶ディスプレイを触れることによる機器の操作はiPhoneにより注目を集めている。それがより薄く鮮やかな画面で実現できるという技術。ビデオプレーヤーやPDAなどを想定したものだが、オーディオプレーヤーにも結果的に操作性の向上をもたらしてくれることを期待したい。

関連リンク:シャープの発表リリース

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