アップル、動画再生対応の新「iPod nano」を発表

アップルは、ビデオ再生に対応した第3世代「iPod nano」を2007年9月より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は4GB、8GBの2モデル。

対応音声圧縮形式は、AAC、MP3、WAV、Apple Lossless、AIFF、Audible。

2型/320×240ドットの液晶ディスプレイを装備し、新たにMPEG-4 AVC/H.264やMPEG-4形式のビデオ再生に対応した。

MPEG-4 AVCビデオは最大解像度640×480ドット、ビットレート2.5Mbps、30fpsまでのBaseline Profileに対応。

操作系はiPodシリーズ共通のClick Wheelを踏襲しているが、新デザインのインターフェイスを採用し、アルバムアートのフローティング表示などに対応。iTunesと同様のCover Flow画面での楽曲検索/再生が可能となっている。iTunesに登録した写真の同期/再生機能も備えている。

ビデオ再生時間は約5時間、音楽再生時間は約24時間。楽曲管理ソフト「iTunes 7.4」以降での利用が必要となる。

外形寸法は52.3×69.8×6.5mm（幅×横×厚み）。重量は49.2g。

カラーバリエーションは、4GBがシルバーのみ、8GBはシルバー、ブラック、ブルー、グリーンと、赤色の「(PRODUCT) RED」の5色。

＜コメント＞
nanoのサイズまで動画再生機能を搭載してきた。iTunes Storeのビジネスに動画配信がある以上、その対象となるプレーヤーを増やしていきたいというのは戦略として理解できるが、オーディオ機能が蔑ろにされているような印象も持ってしまう。

関連リンク：アップルの発表リリース