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ソニー、サウンドエンターテインメントプレーヤー“Rolly”<ローリー>を発表

ソニーは、サウンドエンターテインメントプレーヤー「SEP-10BT」(通称、Rolly)を2007年9月29日に発売すると発表した。

手のひらサイズの卵形の本体に、水平対向配置型ステレオスピーカー、フラッシュメモリー、バッテリーを内蔵し、その操作性と音楽に合わせて動く。

内蔵フラッシュメモリ容量は1GB。

対応音声圧縮方式は、ATRAC3(48~352kbps)/ATRAC3plus(48~352kbps)//MP3(32~320kbps)/AAC(16~320kbps、DRMには非対応)。

パソコンとのインターフェイスはUSB。転送ソフトには「SonicStage CP Ver.4.3」を使用する。動きをユーザーが曲ごとにカスタマイズできるソフト「Motion Editor Ver.1.0」も付属する。

筐体をグルリととりまくように装着されたゴム製のホイールにより、前後への移動、回転などを行ない、ユーザーがRollyを動かしたことも、このホイールから検知。その動きに合わせて音量調節や楽曲の送り/戻しなどを行う。

スピーカーは口径20mmのネオジウムマグネット採用ソフトドームを流線型形状の両端に180度対向配置。音を机や床などに反射させて“Rolly”の機体の上部に立体的な音像を作り出すバッフル効果を活用しているため、小型サイズでありながらも、ステレオ感を向上させている。アンプも、1.2W×2ch出力のデジタルアンプを搭載することで、省電力ながらも迫力のある音を再生することが可能となっている。

楽曲再生時の動きは「モーション」と呼び、専用ソフト「Motion Editor」で作成する。モーションは、6つの可動部分と2つのLEDについて設定可能。モーションは付属の専用ソフト「Motion Editor Ver.1.0」でユーザーがカスタマイズ登録が可能なほか、楽曲解析機能を利用して、自動で作成することもできる。この解析機能は本体にも内蔵しており、モーションを登録していない曲でも曲調に合わせて動く。

作成したモーションは、近日開設予定のモーションファイル共有サービス「Rollyモーションパーク」を利用するなどして、シェアすることが可能。

また、Bluetoothも装備し、A2DP/AVRCPに対応。Bluetooth機能を搭載している音楽プレーヤー(パソコン、携帯電話、デジタル音楽プレーヤーなど)と本体をペアリングし、接続すれば、Bluetooth機能搭載音楽プレーヤーに保存されている音楽データを、“Rolly”のスピーカーを使って再生することができる。また、相手側Bluetooth接続機器がAVRCPプロファイルに対応していれば、“Rolly”本体で再生/停止などの操作が可能となっている。

電源は、容量1,560mAhのリチウムイオン充電池。連続再生時間は5時間(モーション時約4時間)。充電はUSB端子または、オプションの専用クレードルを経由したACアダプタで行なう。

外形寸法は65×104mm(直径×幅)のたまご型で、重量は300g。価格はオープン。

<コメント>
ティザー広告により、iPod対抗のポータブルプレーヤーと予想されてもいたが、それを覆す新しい提案型のプレーヤーとなっている。ディスプレイもなく、操作性も本体を動かすよって行うなど、エンターテインメントプレーヤーと名乗るだけの斬新な試みがなされている。それだけに、これを面白いと感じる先進性のあるユーザーが当面のターゲットとなるだろう。

関連リンク:ソニーの発表リリース

サウンドエンターテインメントプレーヤー“Rolly”

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