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ソニー、無線LANも可能なDLNA対応HDDコンポ「ネットジューク」新製品を発表

ソニーは、大容量ハードディスク(HDD)を搭載のHDDコンポ“ネットジューク”計3機種を2007年10月20日より順次発売すると発表した。

モデルは250GBのHDDを搭載した「NAS-M95HD」、80GBのHDDを搭載した「NAS-M75HD」、80GBのHDDを搭載しMDスロットを省略した「NAS-D55HD」の3機種。発売日は、NAS-M95HDのみ2007年11月10日となる。

CDやMDデッキ(NAS-D55HDはMD非搭載)からHDDへ、MP3(96/128/160/192/256kbps)、ATRAC(48/64/66/105/132/256kbps)、リニアPCMのいずれかで録音が可能。

保存した楽曲の波形データを解析し、自動的にタイトル情報の付与が可能。2系統のUSB端子やEthernet端子を備えており、PCからLAN経由で、もしくはUSBメモリ内の楽曲の取り込みも可能。ネットジューク従来モデルから、クロスのLANケーブルを介して楽曲をムーブすることもできる。

AM/FMチューナも内蔵しており、ラジオ番組を音楽部分とトーク部分に自動分類しながら録音可能。後から音楽のみ、もしくはトークのみを再生することもできる。従来モデルと同様に、「12音解析技術」を使用し、蓄積した音楽ファイルを、雰囲気やシーンに合わせて自動分類する「おまかせチャンネル」も装備。新モデルでは新たに、季節に合う楽曲も分類できる。

録音/取り込んだファイルで著作権保護されていないものは、タグ情報編集や分割、結合、画像登録が可能。フォーマット変換も行なえる。

ウォークマン専用転送ポート「WM-PORT」を装備しており、蓄積した楽曲をPCを使わずに転送可能。対象ウォークマンはNW-A800/S710F/S700F/S610F/S600シリーズで、充電もサポートしている。前述の「おまかせチャンネル」から、チャンネル(シーン)単位で転送することもできる。

ネットワーク経由で楽曲購入ができる「エニーミュージック」に対応。4.3型のカラー液晶ディスプレイを搭載し、様々な操作が行なえる。

Ethernet端子もしくは、AOSS対応のUSB無線LANアダプタ経由で、DLNAサーバーとしても動作可能。同時発表のネットワークスピーカーなど、DLNAクライアント機器から、HDDに蓄積した楽曲が再生できる。

NAS-D55HDは、ホワイト、ピンク、ブラックの3色のカラーバリエーションを用意する。M75/95HDの2モデルは、アンプ部に独自のフルデジタルアンプ「S-Master」を採用。D55HDは通常のデジタルアンプとなる。出力はM95HDが26W×2ch、M75HDが20W×2ch、D55HDが20W×2ch。

搭載するスピーカーはいずれも2ウェイのバスレフ型。上位モデルのM95HDは、120mm径のアラミド繊維製コーンウーファや、25mm径のカーボングラファイトコンポジットドームツイータなどを採用している。

外形寸法は285×285×143mm(幅×奥行×高)で、重量はNAS-M95HDが約6.0kg、NAS-M75HDが約5.6kg、NAS-D55HDが約5.0kg。スピーカーの本体サイズと重量は、NAS-M95HDのものが149×253×290mm(幅×奥行×高)で約4.0kg、NAS-M75HDとNAS-D55HDのものが140×215×250mm(幅×奥行×高)で約2.2kg。

また、DLNAクライアント機能を内蔵したワイヤレススピーカーとして、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LANミュージックプレーヤー「ワイヤレスプレーヤー NAS-C5」も2007年11月21日に発売される。

DLNAガイドラインに準拠しており、「NAS-M95HD」「NAS-M75HD」「NAS-D55HD」や、ミュージックサーバー機能を持つDLNA対応機器の保存楽曲をネットワーク経由で再生できる。

再生可能なファイルは、リニアPCM、MP3、WMA、ATRAC。インターネットラジオ「J-WAVEの Brandnew-J」の単独再生も可能。

アンプは10W×2chのデジタルアンプを搭載し、スピーカーはバスレフ機構でストロンチュームフェライトマグネットを採用したコーン型65mmフルレンジ×2を装備。本体は木製キャビネットを採用し、ロングストロークダクトを搭載する。また、MEGABASSや5種類のプリセットイコライザーを搭載する。

外形寸法は340×212.5×123mm(幅×奥行×高)で、重量は約3.1kg。インターフェイスは、外部音声出力とヘッドホン出力を装備する。

価格はいずれもオープン。

<コメント>
ポータブルプレーヤーが動画再生に向かう一方で、家庭内の据え置きモデルはオーディオ機能を充実させている。ワイヤレススピーカーとの連携も良さそうではあるが、著作権保護付きコンテンツの取り扱いがスムーズに行かない点はいつまでもマイナスとして残っている。

関連リンク:ソニーの発表リリース

Sony Style(ソニースタイル)

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