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NEC、4.1型/WVGAのポータブルプレーヤー向け液晶モジュールを開発
NEC液晶テクノロジーは、ウルトラモバイルPC(UMPC)やポータブルマルチメディアプレイヤー(PMP)などのポータブル機器向けに、対角10.4cm(4.1型)、WVGA(800×480ピクセル)表示対応の低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイモジュール「NL8048HL11-01B」を製品化したと発表した。
画面表示部と同一のガラス基板上にゲートドライバなどの周辺回路を集積。基板周辺の配線数や、外部回路との接続線数を削減したことで、4.1型でWVGA表示を実現。1インチあたり約227ドットの高精細表示により、文字や画像をきめ細かく滑らかに再現するとしている。
タッチパネル機能を備えるほか、タイミングコントローラ、DC/DCコンバータも搭載する。
また、RGBのガンマ値を独立制御可能な24bit(RGB各8bit)ソースドライバを搭載。1,677万色の同時表示を可能とし、用途に応じたガンマ値の設定も行なえる。
セルデザインやカラーフィルタ、バックライトシステムの最適化により、輝度350cd/m2と、NTSC比70%の広色域を両立したという。コントラスト比は400:1、視野角は上60度/下80度/左右160度。応答速度は25ms。
サンプル価格は20,000円、2007年10月1日よりサンプル出荷を開始、今後1年間で30万台の出荷を見込んでいるとしている。
さらに、本製品の発売と同時に、業界最高水準となる500cd/m2の高輝度を実現した対角11cm(4.3型)、WQVGA(480×272ピクセル)表示対応のアモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)カラー液晶ディスプレイモジュール「NL4827HC19-05B」の販売活動を開始する。サンプル価格は 10,000円で、2007年11月上旬よりサンプル出荷を開始、今後1年間で50万台の出荷を目標とする。
<コメント>
想定している中にはUMPCやPDAはもちろん、iPod TouchやiPhoneのような全画面プレーヤーもあるだろう。他社メーカーがどういった製品に使ってくるか期待したい。
関連リンク:NECの発表リリース
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