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ソニー、ワンセグ対応ウォークマンを発表

ソニーは、カードサイズの小型ボディに2.4型液晶を搭載し、ワンセグ放送の視聴・録画に対応した“ウォークマン NW-A910シリーズ”3機種を2007年11月17日より発売すると発表した。

搭載フラッシュメモリ容量は、NW-A919が16GB、NW-A918が8GB、NW-A916が4GB。

対応音声圧縮方式はMP3(32~320kbps)、WMA(32~192kbps)、AAC(16~320kbps)、HE-AAC(32~128kbps)、ATRAC(48~352kbps)、ATRAC Advanced Lossless(64~352kbps)、リニアPCM。著作権保護されたWMA/AACファイルは再生できない。

独自の高音域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」により、MP3やATRACなどの圧縮音源で失われた高域を自然に補完する。また、チャンネルセパレーションを向上する「クリアステレオ」や低音の歪みを抑える「クリアベース」も搭載する。

4モードのプリセットイコライザと、2つのカスタムイコライザを装備。スタジオ/ライブ/カラオケなどの6つの音場モードを選択できる「バーチャルホンテクノロジー(VPT)」も搭載している。ヘッドフォン出力は5mW×2ch。ノイズキャンセリング機能も搭載する。

対応動画圧縮方式は、MPEG-4 AVC/H.264(最大320×240ドット/768kbps/Baseline Profile)とMPEG-4(最大320×240ドット/2,500kbps/Simple Profile)。

2.4型/320×240ドットの液晶ディスプレイを搭載し、16枚のアルバムジャケット表示が可能。50音順表示やアーティスト名などをイニシャル別に検索できる「イニシャルサーチ」も搭載する。FMチューナも内蔵している。

また、ワンセグ放送(携帯機器向け地上デジタル放送)の受信も可能。EPGが利用可能で、最大10番組分を表示可能。字幕にも対応する。映像と字幕は縦/横表示に対応し、横表示では右手/左手操作用の画面を両方用意する。付属スタンドで机などに置いて視聴できる。データ放送はサポートしない。

ワンセグ録画は、リアルタイムに加え、EPGや日時指定(1カ月先/10件まで)での予約録画も可能。さらに、「毎回録画」機能では、特定の番組を毎回録画でき、上書きするか、保存するかを予め選ぶことができる。

本体の底面に「WM-PORT」を備え、別売の録音ケーブル「WMC-NWR1」を利用して、CDやMDからのダイレクト録音にも対応する。録音形式はリニアPCMと、ATRAC3 plus(64/128/256kbps)。録音した楽曲はSonicStageに取り込んで、インターネット経由で楽曲情報などを取得できる。

パソコンとのインターフェイスはUSB2.0。楽曲転送ソフトには「SonicStage CP」を利用、JPEG表示もサポートし、スライドショーも行なえる。動画の転送には付属ソフト「Media Manager for WALKMAN」を利用する。

電源はリチウムイオン充電池を内蔵し、ワンセグの連続視聴時間は約6時間、ワンセグ録画は約8.5時間(画面OFF時)。動画/音楽の連続再生時間は約10時間/36時間。充電はUSBよりWM-PORT経由で行なう。

外形寸法は86.8×48×12.3mm(縦×横×厚さ/最薄部11.3mm)、重量約74g。

カラーバリエーションはシルバーとブラック。価格はいずれもオープン。

なお、本体をブラッククロムメッキで塗装したプレミアム仕様の「NW-A919/BI」(アイスブラック)を直販サイト「ソニースタイル」にて11月下旬以降に限定発売予定。メモリは16GBのみ。

<コメント>
携帯プレーヤーが動画再生を主な機能とするようになってくる中で、東芝のgigabeatに続きワンセグ機能がウォークマンから登場。ここまでくると本来のオーディオ機能がおまけのような印象を受けるが、リリースでは音質面でも強化が図られており、疎かにはされていないようだ。

関連リンク:ソニーの発表リリース

Sony Style(ソニースタイル)

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