トップページ»技術情報»村田製作所とセイコーエプソン、ワイヤレス急速充電システムを共同開発

村田製作所とセイコーエプソン、ワイヤレス急速充電システムを共同開発

村田製作所とセイコーエプソンは、モバイル機器のバッテリー充電をワイヤレスかつ急速に行えるシステムの共同開発に取り組むことで合意したと発表した。

両社で共同開発を目指す小型・薄型の『ワイヤレス急速充電システム』は、充電時間に1~2時間を要する既存の充電システムに対して、充電時間を10~15分程度にまで短縮させる。

また、ワイヤレス充電にすることで、機器ごとに分かれていた充電器を、一つの充電器に共有することも可能。今後、充電頻度が増える中で、その利便性を大きく改善するとしている。

村田製作所は、小型・薄型モジュール、電源回路技術で実績を持っており、さらに新規事業として開発を進めるLiイオン二次電池は、大電流の急速充電が可能。

また、エプソンでは、従来から非接触の高効率電力伝送システム開発を行っており、認証システムとIC技術を保有している。

両社の技術を組み合わせ、携帯電話などのモバイル機器を15分程度でフル充電できる仕組みを3年以内に実用化することを目指すとしている。

<コメント>
携帯電話が取り上げられている以上、携帯オーディオプレーヤーも対象として想定されるだろう。充電については、新製品の度にスペックとして紹介しているが、ワイヤレスになればその利便性は計り知れない。

関連リンク:村田製作所の発表リリース

【広告】

コメント&トラックバック

トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2007/09/27/364/trackback/