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米Napster、Webベースのサービスを含めたv4.0を発表

米Napsterは、デジタル音楽サービスの最新バージョンとしてNapster4.0の提供を開始すると発表した。

Napster4.0Webブラウザから同サービスにアクセスできるWeb版が追加され、Napsterの専用ソフトがインストールされていないWindows PC、MacやLinux搭載PCからも一部サービスを利用できるようになっている。

Web版NapsterはユーザーインタフェースにAjaxを活用し、ドラッグ&ドロップでプレイリストを作成できる。利用できるサービスは、音楽のストリーミングとプレイリスト機能。ストリーミングサービスには、ユーザーの好みのアーティストの情報をNapsterのユーザーコミュニティのデータから分析し、数時間分のおすすめ曲のプレイリストを自動作成するautomixが追加された。

オーディオコンテンツをダウンロードする場合は、変わらずデスクトップ版のソフトが必要。最新版は、よりシンプルなデザインに変更された。対応OSはWindows XP/ Vista、 Internet Explorer 6以降、Windows Media Player 10以上。

Napsterの米国におけるサービス料金は月額9.95ドル。ポータブル音楽プレーヤーに楽曲を転送できるNapster to Goは月額14.95ドル。Webアプリケーションを利用するにはInternet Explorer 6以上またはFirefox 1.5以上、Flash Player 8以上が必要。

<コメント>
Web2.0が話題になって久しいが、次々とサービスがWeb上で提供される中にあって音楽配信サービスはソフトウェアのインストールを前提としているものだった。それゆえにOSをまたいだサービスがiTunesくらいしか見られない現状を作り出していた。今回のNapsterのサービスも楽曲の購入にはソフトウェアを必要とするが、それ以外の機能をWeb上に展開する戦略は今後に期待を持たせる。

関連リンク:米Napsterの発表リリース

ナップスター

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