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松下、USBホストコントローラ内蔵オーディオ用32ビットマイコンを開発

松下電器産業は、デジタルオーディオプレーヤーに保存された著作権保護付音楽データの再生に対応したUSBホストコントローラ内蔵32ビットマイコンMN103SFE5P(フラッシュメモリ内蔵品)/MN103SG20L(ROMレス品)を開発したと発表した。

Microsoft社Windows Media Digital Rights Management 10(WMDRM10)の音楽データの著作権保護、USB経由でのiPodのコントロールおよび音楽データの再生に対応した回路を搭載し、併せて音楽データ再生に最適化した専用のデータ転送回路(DMA)を新規に開発。

USB制御のための各種ドライバ(マスストレージクラスなど)やファイルシステムなどの基本的なソフトウェアも搭載し、また回路構成に併せた最適な著作権保護付音楽データ再生のためのソフトウェアを新規に開発し内蔵している。

0.18μmプロセスを用いた業界最小レベルのメモリセルを使用した高性能フラッシュメモリを開発し内蔵、特に車載オーディオ機器で求められる小型パッケージ(48ピン7mm角)化を実現している。

2007年11月中旬よりサンプル出荷、2008年2月より量産出荷を開始予定。

サンプル価格は、MN103SFE5Pが1,000円、MN103SG20Lが500円となっている。

<コメント>
WMDRM10とiPodの両方に対応しているのが、最大の特徴。ポータブルプレーヤーとUSB接続して保存されたコンテンツを再生するホームオーディオ機器やカーオーディオ機器への採用を見込んでいるものと考えられる。

関連リンク:松下電器産業の発表リリース

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