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ソニー、タッチパネル機能内蔵液晶ディスプレイを開発

ソニーは、タッチパネルの機能を液晶パネルに内蔵した低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発したと発表した。

このディスプレイは低温ポリシリコンTFT技術をベースにTFT工程で光学式センサーアレイを同時形成したもの。これにより、外付けタッチパネルが不要となり、複数の指による操作やスタイラスによる文字や絵の入力が可能になった。

外光の影響や表示画像による影響を最小化し、液晶パネル上でのボタンの多点押しや画像の拡大・縮小・回転など安定した指入力操作を実現。また、光センサーを使用した検出方式なので、ディスプレイに触れる程度で入力が可能となっている。

3.5インチで640×480ピクセル・1677万色表示に対応。

新しいユーザーインターフェース機能を有した低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発・商品化して市場の需要に幅広く対応する事で、モバイル用液晶ディスプレイ事業の一層の拡大を図っていくとしている。

<コメント>
回路をガラス基板上に形成する技術は以前から発表されていたが、その具体的なアプリケーションとして光センサーを採用したのは、iPhone、iPod touchの影響があったと容易に推察できる。今後、こうしたディスプレイを採用したプレーヤーが続々と登場することが期待される。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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