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Silicon Image、携帯機器向けHDVインターフェイスを発表

米Silicon Image, Inc.は、HDTV映像を伝送できる新たな携帯機器向けインタフェース「Mobile High-Definition Link(MHL)」を発表した。

MHLは5ピンの小型端子で19ピンのHDMI端子と互換性を保持する。5ピンのうち4ピンは同社が開発した差動伝送技術TMDS(Transition-Minimized Differential Signaling)を利用した音声/映像の伝送に利用される。残りの1ピンは,コンテンツの保護認証やA/V規格の検出,CEC(Consumer Electronics Control)制御を行う制御バスとして利用される。

携帯機器でMHLに対応するには、機器にMHL用送信ICを搭載する。HDMI対応機器にMHL対応機器を接続するには、MHL信号をHDML信号に変換するブリッジICを搭載したドッキング・ステーションかドングルを使用する。

Silicon Imageでは、MHLを採用する携帯機器向けの送信ICを2種、ドッキングステーションおよびドングル向けのブリッジICを1種を合わせて発表した。

ICチップのサンプル出荷は2008年2月から、量産出荷は2008年第3四半期を予定しており、採用製品も2008年第3四半期から程なく登場する見込みとしている。

<コメント>
大画面TVや次世代DVDプレーヤーに採用されているHDMIは画像だけでなく音声も一本のケーブルで伝送できる規格。MHLも当然、音声も伝送できるため、動画再生に対応した携帯プレーヤーへの搭載も予想される。

関連リンク:Silicon Imageの発表リリース

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