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YOZAN、事業再編で通信事業を凍結
YOZANは、業績低迷の経緯を説明と、事業再生計画を含む方針を発表した。
事業計画の中で、YOZANは無線呼出し事業へ経営資源を集中させ、WiMAX事業は一時凍結、コンテンツ事業などは完全撤退するとしている。
経緯として、無線ブロードバンドサービスの提供を目指してページャー(ポケベル)事業やPHS事業を買収、インフラをWiMAXで進めようとしたが、提携企業のトラブルや製品開発の遅れから断念せざるを得なかったとしている。
経営資源の集中に伴い、株式併合・減資などの実施を始めとするコスト削減を行い、早期の黒字化を目指すとしている。
<コメント>
ポケベルと公衆無線LANの組み合わせなど独創的なサービス展開を模索していたYOZANが実質的に事業の終焉を宣言した格好。WiMAXも名乗りを上げるのは早かったが、2.5GHz帯での新規事業者募集には参加できないなどタイミングの悪さもあった。ITバブルの徒花であったかのようにも見えるが、そこに不正や確信犯的なものでなかったかどうかは、今後の検証を待つことになるだろう。
関連リンク:YOZANの発表リリース(PDF)
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