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三菱電機、携帯電話事業から撤退

三菱電機は、携帯電話端 末事業を終息し、同事業の経営資源を通信関連事業をはじめとするより注力・強化し ていく事業に戦略的にシフトする事業再編を行うことを決定したと発表した。

三菱電機は、1983年に電電公社(当時)へ自動車電話の納入を開始して以来、NTTドコモ向けを中心に、日本国内における携帯電話端末事業に取り組んできたが、市場が成熟化し、携帯電話端末の需要の伸びが見通せない中で、足下の出荷台数が減少するとともに、今後の業績改善を見通すことが非常に難しくなっているため、撤退を決めたもの。

現在の携帯電話事業は、出荷台数が約210万台(2007年度見込み)、売上高が約1,000億円(2007年度見込み)、従業員数約600名(開発・製造部門、及び営業部門を含む)となっている。

<コメント>
日本の独自規格で始まり、世界市場とは無縁な環境で高機能化していった携帯電話事業は今後も淘汰が進み、海外メーカーの日本参入が続くだろう。三菱電機はDIATONEの復活などオーディオ分野のニッチなところにも力を入れており、事業の人的資源の再配置に期待したい。

関連リンク:三菱電機の発表リリース

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