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NECエレ、USB2.0対応ホスト・ペリフェラルコントローラLSIを発表

NECエレクトロニクスは、デジタル家電などのホスト機器とプリンターなどの周辺機器、両方の機器に用いられるコントローラLSIを製品化し、「μPD720150」の名称でサンプル出荷を開始したと発表した。

「μPD720150」は、ホスト機器および周辺機器それぞれの通信制御機能を1チップ上に集積したホスト・ペリフェラルコントローラLSI。従来はホスト制御と周辺機器制御を2チップで実現していたものを1チップで実現できる。

レジスタ設定のみで、ホストと周辺の使い分けが可能となっており、USB接続を行うポート2本をホスト1機能、ホスト2機能、ホスト1機能とペリフェラル1機能の2機能、およびペリフェラル1機能、という4パターンの使い分けにより、多様な動作を1チップで容易に構築できる。

また、音や動画の転送を自動的に行う自動転送スケジューリング機能など、従来ソフトウェアで制御していた機能をハードウェア回路として内蔵、ソフトウェア開発の負荷を軽減することができる。

サンプル価格は1,000円/個、量産規模としては、2008年8月より月産50万個を計画しているとしている。

<コメント>
用途として周辺機器でありながら、デジカメなどのホストにもなるプリンタを例示しているが、オーディオでもパソコンの周辺機器となりながら携帯プレーヤーなどのホストにもなるミニコンポといったものも想定できるだろう。

関連リンク:NECエレクトロニクスの発表リリース

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