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ウィルコム、次世代PHSの開設計画に基づく事業の進捗状況報告を公開

ウィルコムは、次世代PHSの開設計画に基づく事業の進捗状況について、計画の通り進捗していることを総務省に報告し、その内容を公開した。

公開情報によれば、ウィルコムでは次世代PHSを月額3,000~4,000円の定額制でサービス提供する予定。スマートフォンやPDA端末、小型通信モジュール(W-SIM)を提供し、BWAシステムによるモバイルブロードバンドサービスを提供していく計画。

サービス開始時期は、開設計画のとおり、2009年4月にサービス開始を予定。サービスエリアについてはおよそ東京山手線の内側をエリアとする。4月からのサービスは試行サービスとして開始し、2009年10月までに東名阪まで拡大し、商用としての本格サービスを開始する計画。

エリア展開の考え方については、トラヒックの極めて高い東名阪の中心部からスタートし、その後順次周辺部に拡大していき、2012年度までには日本全国の都市のすべてをエリア化する予定。

<コメント>
2007年末に選定された2.5GHz帯を利用する次世代データ通信サービスだが、サービススタートまで技術開発、資金調達、プロモーション含めて報告を義務づけている。これは、昨年サービスをスタートできずに終わった先例を踏まえてのものだろう。今回のウィルコムの報告を見る限りは実現に向けて順調に進んでいる印象を受ける。

関連リンク:ウィルコムの発表リリース

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