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新日本無線、ステレオ音声の臨場感を高めるDSPを発表

新日本無線は、ドッキングスピーカ・ラジカセ・ミニコンポなどのオーディオ機器でステレオ音像や立体音場再現に最適な、2chスピーカシステム用eala Stereo Expander付きデジタルシグナルプロセッサIC NJU26040-16Aの開発を完了し、サンプル配布を開始したと発表した。

NJU26040-16Aは、入力3ポート/出力2ポートで、AGC(Limiterとの選択式)、eala Stereo Expander(ealaサラウンドとの選択式)、5band EQ、Dynamic Bass Boost、Master Volumeで構成され、スピーカ狭間隔の機器で聴感上5倍以上のステレオ音像感を得られる。

また、プログラム用メモリにOTP Memory(One-time programmable:1回書き込み可能な不揮発メモリ)を採用することで、ファームウエア書き込みでの生産対応により小ロットでの受注対応が可能となっている。

サンプル配布は2008年4月より開始、生産は5月より月産3万個で立ち上げる予定。なお、サンプル価格は1個1,000円。

<コメント>
ターゲットとしては携帯プレーヤー向けのポータブルスピーカーを想定しているようだが、スピーカー内蔵の携帯プレーヤーや携帯電話向けにも差別化できる機能として搭載を検討できるのではないか。それには物理的なサイズが課題になるかもしれない。

関連リンク:新日本無線の発表リリース

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