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エイチアイ、オーディオ機器向け3DUIソリューションを開発

エイチアイは、MascotCapsuleを利用したオーディオ機器向け3DUIソリューションの開発が完了し、2008年5月中旬よりリファレンスアプリケーション(評価用サンプルアプリケーション)パッケージと共に提供を開始すると発表した。

開発したのは、3Dグラフィックスを活用したユーザインターフェース(3DUI)によりターゲットデバイスの利便性を高め、同時にUIの開発生産性も向上することをコンセプトとしたMascotCapsule UIに、アルバムのジャケット画像を利用した3D演出や楽曲データベースを視覚化する機能を加えたオーディオ機器向け3DUIソリューション。

このソリューションに、楽曲情報などのデータベース処理能力向上を可能とする日立製作所の組込みデータベース”Entier”と組合せた、リファレンスアプリケーションパッケージも提供する。

リファレンスアプリケーションパッケージを活用することで、ユーザの操作履歴を基にして個人の趣味・嗜好を考慮し、好みのアーティストやアルバム順にジャケット写真を並べ替える等のユーザインターフェースのパーソナライズ(最適化)機能や、個人の嗜好に合った新譜情報をレコメンドして楽曲購買サイトに誘導するといった新しいアプリケーションを、容易に実装可能になるとしている。

デジタルオーディオ製品メーカは、この3DUIソリューションによって付加価値の高い製品を短い期間で開発できるようになるとしており、通信カラオケ、家庭用オーディオ、ポータブルミュージックプレーヤー、カーオーディオなどをターゲットとしている。

<コメント>
昨今の大型カラーディスプレイを搭載したプレーヤーの場合、動画再生時以外のディスプレイの用途はまだ不十分な部分もある。そのインターフェイスをリッチにしていくことは、今後の製品の陳腐化を防ぐ意味でもひとつのトレンドとなっていくことだろう。

関連リンク:エイチアイの発表リリース(PDF)

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