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NVIDIA、携帯端末向けのプロセッサ「Tegra」を発表

NVIDIAは、携帯端末向けの新型アプリケーションプロセッサ「Tegra」シリーズを発表した。

「NVIDIA Tegra」シリーズは、PCベースの小型端末に搭載される「Tegra 650/600」、携帯端末向けの「Tegra APX 2500」の2つのシリーズから構成される。

いずれも「ARM11」をコアとして使用しており、動作クロックは「NVIDIA Tegra 650」が800MHz、「NVIDIA Tegra 600」が700MHz、「Tegra APX 2500」は非公開。

グラフィック機能では、上位モデルのTegra 650では1080p(H.264)でのデコードや720p(H.264)のエンコードを、下位モデルのTegra 600とTegra APX 2500では720p(H.264)でのエンコード/デコードが可能となっている。

消費電力の面では、130時間以上の音声再生、30時間の動画再生も可能としている。

対応OSは「Windows CE」と「Windows Mobile」となっている。

<コメント>
インテルのAtomに対抗する形で携帯端末向けプロセッサ市場にNVIDIAも参入。コアをARMベースにして、得意のグラフィック機能をフィーチャーする戦略は、iPod TouchなどUIに特徴を持つ携帯プレーヤーが増えていくと予想される中では有効と考えられる。ただし、OSがWindowsベースとのことで、携帯プレーヤー分野では東芝のgigabeatくらいしか具体的なターゲットとして想定できない。

関連リンク:NVIDIAの発表リリース

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