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ソニー、音質を向上させたHDDコンポ “ネットジューク”を発表

ソニーは、インターネットに接続して音楽がダウンロードできるなど、ネットワーク機能に対応したHDDコンポ“ネットジューク”『NAS-M700HD』『NAS-D500HD』2機種を2008年10月18日より発売すると発表した。

内蔵ハードディスク容量は、160GB。

対応音声圧縮方式は、MP3(96/128/160/192/256kbps)、ATRAC(48/64/66/105/132/256kbps)、リニアPCM。

圧縮により失われがちな高音域をクリアに再現する「DSEE」(Digital Sound Enhancement Engine)を搭載。更に、『NAS-M700HD』には、高音質デジタルアンプ“S-Master”を搭載し、音声信号をフルデジタル処理、音質劣化が極めて少なく、クリアで迫力あるサウンドを実現している。

HDDに貯めた音楽をソニー独自の「12音解析技術」を用いて曲調やリズムから、「おはようタイム」「ウォーク」「シフトアップ」などの気分や雰囲気、時間帯や季節など29のチャンネルに自動分類してくれる“おまかせチャンネル”機能を搭載。チャンネルは上下キーで簡単に選択することができ、4種類の「MIXチャンネル」ボタンを押すと、再生中の曲と関連性の高い曲(アーティスト、年代、ムード、アルバム)を自動で連続再生する。

音楽サービス「エニーミュージック」に対応し、インターネットに接続すれば、パソコンを使わずにリモコン操作だけで手軽に「音楽ダウンロード」「オンラインCDショップ」「FMオンエア情報」などの各種サービスが利用できる。また、利用登録無しでもインターネット接続していれば、“エニーボタン”を押すだけで最新の楽曲のジャケット写真一覧が表示され、その中から気になるジャケット写真を選択すると試聴でき、最新のリリースをチェックできる「エニーインフォ」などのサービスが利用できる。

付属のソフトウェア“かんたん音楽転送”を使うと、パソコン内の対応する全ての楽曲検索が可能。検索された楽曲は、付属のLANケーブル(クロス)を使って、高速かつ手軽に“ネットジューク”に取り込むことができる。

“ウォークマン”専用の接続端子「WM-PORT」を搭載。“ウォークマン”を直接挿し込むだけで“ネットジューク”から手軽に楽曲を転送できる。更に充電もでき、“おまかせチャンネル”機能で自動分類したオリジナルチャンネルをプレイリストにして、“ウォークマン”に転送することもできる。

au「LISMO」オーディオ機器連携対応携帯電話に対応し、USBで接続することで、ダウンロードしたEZ「着うたフル」を“ネットジューク”に取り込むことができる。

CDからHDDには最速約16倍速、『NAS-M700HD』ではMDからHDDへ最速約20倍速での高速録音が可能。また、約35万アルバムの楽曲情報をあらかじめ“ネットジューク”に内蔵しており、HDDへの楽曲録音の際にアルバム名、アーティスト名、タイトルを自動で入力する。新譜など最新の楽曲情報はインターネット経由で取得が可能となっている。

『NAS-M700HD』は、音質の要となる低音用スピーカーにソニーが開発したアラミド繊維配合HOP(High Oriented Polyolefine)製コーンと強力ツインマグネットを採用し、大型化されたエンクロージャーによる、躍動感のある力強い豊かな低音と、ソフトドームトゥイーターによる、広がりのある爽やかな高音を実現している。『NAS-D500HD』は、フロントダクトバスレフ型、バランスドームトゥイーターを採用し、サイズを超えた豊かな低音と繊細な高音を実現している。

外形寸法は、本体が285mm×143mm×285mm(WxHxD)、スピーカー部が150mm×280mm×223mm(『NAS-M700HD』)、143mm×250mm×220mm(『NAS-D500HD』)。重量は本体が5.6kg(『NAS-M700HD』)、5.0kg(『NAS-D500HD』)、スピーカー部が2.9kg(『NAS-M700HD』)、2.2kg(『NAS-D500HD』)。

カラーバリエーションは、『NAS-M700HD』がブラックのみ、『NAS-D500HD』がホワイトとシルバーの2色。価格はいずれもオープン。

<コメント>
もはやソニー製品しか残っていない印象のネットジューク端末。これまで度々HDD容量の少なさを指摘してきたが、今回も倍増とはいえ、パソコンやビデオレコーダーで1TBという単位も見受けられる中では見劣りする。音質の追求やおまかせチャンネルなどオーディオに関する機能の追加はオーディオに特化する姿勢として評価できるだろう。あとは、このタイプの端末をサービスも含めていつまで継続していけるのかにかかっているだろう。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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