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三洋電機、「4マイクシステム」搭載のリニアPCMレコーダーを発表

三洋電機は、“DIPLY(ディプリ)”シリーズのフラッグシップモデルとして、最高の音質・機能・操作性を追求したリニアPCMレコーダー「ICR-PS603RM」を2008年11月21日より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は、4GB。microSDカードスロットを搭載し、microSD/microSDHCカードによる増設が可能。

対応音声圧縮方式は、PCM(WAV)、MP3(16~320kbps)、WMA(16~192kbps)。WMA DRMにも対応する。なお、PCM(WAV)は本機で録音したファイルのみ。

音楽録音に適した「X-Y型指向性ステレオマイク」と、会議録音に適した「全方向性ステレオマイク」の合計4つのマイクを搭載。録音フォーマットは、「原音生録」が可能な「リニアPCM形式」と、長時間録音に適した「MP3形式」に対応。

リニアPCM録音は、オーディオCDレベルの「16bit、44.1kHz、1,411kbps、最高21,000Hz」と、DVDビデオレベルの「16bit、48kHz、1,536kbps、最高23,000Hz」の2つのモードを搭載。また、MP3録音は「44.1kHz、320kbps、最高20,000Hz」という高音質モードを搭載している。

また、ライン入力兼用の外部ステレオマイク端子も搭載。「外部マイク⇔ライン入力」の専用切換スイッチ、無音自動分割機能を搭載しており、MD/CDプレーヤーからのダビングも簡単に行うことができる。

インターフェイスはUSB2.0。スライド式USBコネクタを本体に備える。

電源は単4形電池1本。省電力LSI「DIPLYエンジンⅡ」を搭載し、約26時間(MP3)/10時間(PCM)の録音、約23時間(MP3)/約11時間(PCM)の再生が可能。さらにくり返し使える充電池「エネループ」を付属し、パソコンに接続するだけで充電できる。

外形寸法は幅約35.4mm × 高さ約120mm × 奥行約13.9mm、約58g(電池含む)。

<コメント>
ICレコーダーとしての機能については割愛。リリースでは、国内のICレコーダ市場は2008年に100万台を越える見込みとされており、携帯プレーヤーが頭打ちとなっている中、伸びている分野としている。元は通常の携帯プレーヤーだったDIPLYシリーズも、ICレコーダー寄りに路線を変えてからは、音楽再生もできるICレコーダーとして一定のシェアを獲得している。リニアPCMレコーダー機能も加えたことで、より音に拘る層へのアピールが期待されるが、オーディオ再生機能はそこに追いついていないというジレンマも抱えている。

関連リンク:三洋電機の発表リリース

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