ソニック・ソルーションズ、CinemaNowを買収

ソニック・ソルーションズは、米Sonic Solutionsがオンライン エンターテイメント プロバイダである CinemaNowを買収するための正式契約を締結したと発表した。

CinemaNow は大手ハリウッド スタジオを含む 250 を超えるコンテンツ プロバイダと関係を築いており、6,000 を超える高品位なハリウッド映画、テレビ番組、ミュージックビデオなどをDell、HP、Samsung、TiVo、DivX、および ARCHOS などの多数のPC および家電機器メーカーにマルチ プラットフォームでユーザーに提供している。

ソニックおよび CinemaNow は、CinemaNow のコンテンツ配信システムをQflix DVD ドライブに統合することでDVD ムービーのダウンロードおよび書き込みを可能にするための業務提携を発表している。Qflix ドライブは、ダウンロードしたコンテンツをDVDに記録できる技術で、Dell、パイオニア、Plextor を含む多くの企業から提供が開始されている。

CinemaNow はソニックの Qflix チームに統合され、PC および家電機器におけるCinemaNow オンラインストアの設置の増加、および Qflix テクノロジーのプラットフォーム導入の拡大に焦点を当てていくとしている。

＜コメント＞
比較的歴史のあるオンラインコンテンツ配信サービスがまたひとつ他分野の企業傘下となった。ソニック・ソルーションズは表に立つサービスよりも裏側を支える技術提供会社という位置づけなので、事業領域の重複はないが、逆にスムーズに統合しサービスを提供し続けることができるか懸念される。また、日本法人はサービスを停止しており、これら資産の行く末も気になるところ。

関連リンク：ソニック・ソルーションズの発表リリース