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KDDI、3.9世代移動通信システムにLTE採用を表明

KDDIは、3.9世代移動通信システムにLong Term Evolution (LTE)を採用し、携帯電話の高速ブロードバンド化に対応すると発表した。

同時にそのコアネットワーク機器ベンダーとして、日立製作所を選定、これを受けて日立は、カナダのノーテルネットワークス と協力関係のもとLTEソリューションを開発していく。

LTEは、携帯電話で100Mbpsを超える高速通信を可能とするシステムで、移動通信システムの標準化団体である3GPPにおいて標準化が進められている。

KDDIは、3.9G通信方式の採用にあたり、「コスト・汎用性」「国際動向」「将来発展性」の理由により、LTEの導入を決定。今後、2008年度内に商用コアネットワークの発注を行い、LTE基地局についても、2009年に開発ベンダーの選定を行い、2010年にLTEのコアネットワークと基地局の開発を完了する予定としている。

<コメント>
KDDIはこれまでクアルコムの進めるCDMA2000方式を採用しており、当初は次世代規格でもその後継を採用すると見られていた。ただ、世界的なシェア争いの中で、規格争いは双方の体力を弱らせるとの判断が進み、KDDIのLTE採用もほぼ確定と見られていた。今回はそれを公式に発表し、今後のスケジュールを公表したもの。商用サービス開始は2010年以後となることが確定したことになる。

関連リンク:KDDIの発表リリース

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