イー･アクセス、アッカを吸収合併

イー・アクセスとアッカ・ネットワークス（アッカ）は、それぞれの取締役会において、合併を実施することとし、合併契約を締結することを決議したと発表した。

イー・アクセスは、2008 年10 月30 日から同年11 月28日までの期間にアッカ・ネットワークス株の公開買付けを行い、その結果、2008年12月31日現在、アッカの発行済株式総数の88.06％（議決権割合では88.91％）を保有するに至った。

この結果、イー・アクセス及びアッカは、両社の経営統合によるシナジーの最大化を図るために、本公開買付け終了後も詳細な協議及び検討を進め、本合併を実施することとしたとしている。

合併はイー・アクセスを存続会社とする吸収合併方式で、アッカは解散となる。

本合併契約がアッカの定時株主総会（2009年３月27 日開催予定）にて承認された場合、アッカの普通株式は、ジャスダック証券取引所の定める株券上場廃止基準に従い、2009 年６月19 日付で上場廃止となる予定。

＜コメント＞
2008年10月のTOB発表の時点で予想されたシナリオの1つではあったが、予想以上にスムーズに事が運んだ印象を受ける。これは世界的な景気悪化という外部要因もあるだろうし、ADSL事業の先行きを見据えた決断でもあるだろう。

関連リンク：イー･アクセスの発表リリース（PDF）