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ZigBeeとRF4CE、CE機器用リモコンの業界標準規格策定で合意

ジグビー・アライアンス(ZigBee)およびRF4CEコンソーシアム(設立はサムスン電子、ソニー、パナソニック、ロイヤルフィリップスエレクトロニクスによる)は、無線リモコン(RFリモコン)の業界標準を策定していくことに合意したと発表した。

ジグビーRF4CE標準は、免許不要で利用できる2.4GHz帯のIEEE802.15.4のMAC/PHY方式無線技術をベースにし、低消費電力で即時応答する通信システムを全世界で可能とする。また、無指向性で信頼性の高い双方向無線通信、他の2.4GHz帯無線技術との共存を可能にする自動周波数移動、シンプルなセキュリティの設定などを特徴としている。

ジグビー・アライアンスは、RF4CEの規格バージョン1.0を同アライアンスが全世界向けに提供しているセンサー、コントローラー向けネットワークソリューションパッケージの中に取り込み、2009年第1四半期中に加盟企業に向けて提供する。

さらに2009年第2四半期中に、既存の仕様や公開アプリケーションプロファイルに対応するテストプログラムを開発し、このソリューションを使用した商品を認証された検査機関に提出し、認証を受けるための検査を受けることができるようになる。

このソリューションは、低コストで、実装が容易なソリューションとして、ホームエンタテインメント機器の操作、車庫のドア開閉、キーレスエントリーその他の幅広い商品向けに策定されるとしている。

<コメント>
2008年6月に取り上げたRF4CEコンソーシアムがZigBeeと一緒になったことで、用途が違うとはいえ2.4GHz帯を巡る混乱がひとまず整理されたとすれば、良いニュースと言えるだろう。開発コストの低減などは期待できるが、それ以上の付加価値を与えることが出来るかはまだ何とも言えない。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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