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日本TI、USB3.0標準規格準拠のトランシーバ・チップを発表

日本テキサス・インスツルメンツは、SuperSpeed USB(USB 3.0バージョン 1.0)標準規格向けに、新型の5Gbpsの新型トランシーバ・チップ「TUSB1310」を発表した。

この新型トランシーバは、データのインテグリティ(完全性)を保証しながら、長さ4mのUSB 3.0ケーブル経由の信号送受信機能を提供する。

20 MHz、25 MHz、30 MHz、40 MHz と複数のリファレンス周波数入力をサポート。インタフェースはPIPE3およびULPI(UTMI+ Low-Pin Interface)規格に準拠している。

トランスミッタはプログラマブルなプリ・エンファシスを内蔵し、レシーバはアダプティブ・イコライザを内蔵する。

サンプル出荷は2009年第4四半期に、量産出荷予定は2010年第1四半期。「TUSB1310」トランシーバから、幅広いプロセッサおよびFPGAへのインターフェイスを提供するEVM(評価モジュール)も供給の予定としている。

<コメント>
USBのコントロールチップのベンダーも合従連衡が進んでおり、インターフェイスベンダーやデバイスベンダーの選択肢はそう多くない。しばらくはチップごとの性能比較が喧伝されるだろう。

関連リンク:日本TIの発表リリース

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