Microsoft、新型ポータブルプレーヤー「Zune HD」を発表

米Microsoftは、ポータブルプレーヤーの新製品として「Zune HD」と、Zune向けサービスとXbox LIVEの連携を発表した。製品出荷とサービス開始は2009年秋の予定。

3.3インチ（480 x 272ドット）の有機ELディスプレイを搭載。マルチタッチインターフェイスを備え音楽や映像を簡単に操作できる。

ドックステーションにはHDMI出力も装備し、720pのHD映像をそのまま再生できる。またHDラジオの受信にも対応する。

無線機能としてWi-Fiにも対応し、「～を再生中」つきフレンドリストやメッセージ、ファイルのやり取りのほか、ウェブブラウザも搭載される。

さらに、Xbox LIVEのVideo Marketplaceと連携し、映像作品の販売・レンタルサービスがZuneブランドでも利用できるようになる。これら、Zune と Xbox LIVE統合の詳細はまもなく開幕のE3で発表される予定としている。

＜コメント＞
北米でしか販売されていないため、その本気度を図りかねていたZuneだが、ビジネスの本質をネットワークサービスとの連携と考えていたとすれば、それが実現できる範囲から展開しようとする狙いは納得できる。そこである程度の評価を受けた上での海外（この場合は北米以外）への展開は期待したいところ。

関連リンク：米Microsoft（Zuneサイト）の発表リリース