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オーディオ環境の整備を目的とする新団体が設立

日本オーディオ協会(JAS)、日本レコード協会(RIAJ)、モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)およびモバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)の設立4団体と、協力団体であるJaspar は、『モバイルオーディオ推進協議会(MAPI)』を設立したと発表した。

「モバイルオーディオ」とは、いつでも、どこでも、簡単に、良質な音楽を楽しめる環境を意味するとし、利用者が携帯電話やポータブルオーディオ機器に配信された高品質な音楽を、ホームオーディオやカーオーディオなどの多様な機器と連携して新しい高品質な視聴環境を整備することを目的としている。

具体的な活動としては、モバイルオーディオの利便性と有用性を、関係する企業、団体にプロモートし、採用を働きかけていくとしており、第一ステップではBluetoothを採用して、Bluetooth-SIG 、MCPC 等Bluetoothの技術関連組織と協力関係を構築する。

商品化を行うオーディオ機器のメーカー、自動車関連の業界、団体および携帯電
話業界との協力関係を構築しながら、モバイルオーディオを実現する為に必要な要求条件を整理して、ガイドラインを作成、利用者に対するプロモーションも行っていくとしている。

<コメント>
携帯電話やiPodへの音楽配信は育ってきているが、それら携帯デバイスからより良い音を再生するためのヘッドホンやスピーカーなどへの連携が十分でない、という着眼点は悪くない。その1つの解であるBluetoothの普及(というより利用)が進んでいないことも確かだろう。ただし、それを後押しするためだけに業界団体が必要かといえば、若干疑問も残る。Bluetoothにコミットはせず、他の規格も検討していくようだが、であればなおさら市場原理に任せた方が良いような印象を受ける。

関連リンク:モバイルオーディオ推進協議会の発表リリース(PDF)

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