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NECの携帯電話端末事業とカシオ日立が統合

日本電気(NEC)、カシオ計算機(カシオ)、および日立製作所(日立)の3社は、2010年4月に各社の携帯電話端末事業を統合し、合弁事業として運営していくことに合意したと発表した。

事業統合は、2009年12月末までにNECが100%子会社を設立、2010年4月にNECの携帯電話端末事業を新設子会社に吸収分割、同日に新設子会社を存続会社とし、カシオ日立モバイルコミュニケーションズ(CHMC)を消滅会社とする吸収合併を行うとしている。

新会社の商号はNECカシオ モバイルコミュニケーションズとして、資本金は10億円で出資比率はNEC:66.00%、カシオ計算機:17.34%、日立製作所:16.66%。2010年6月までに、資本金を50億円まで増資し、増資後の出資比率はNEC:70.74%、カシオ計算機:20.00%、日立製作所:9.26%となる見込み。

新会社は、両社の高い技術開発力と商品企画力により、強い競争力のある商品群を持つ会社となり、今後の成長分野として期待される新領域に対しては、NECのIT・ネットワーク技術を活かしたビジネス・コンシューマ向けサービスと連携した商品開発力、CHMCのコンシューマ向け商品の技術力および企画力という両社の異なる得意分野や注力分野を組み合わせることによって、シナジーを創出し魅力ある商品を開発していくとしている。

<コメント>
もはや携帯オーディプレーヤーとしての機能を無視することはできない携帯電話だが、日本国内では販売台数の頭打ちが見られる一方でベンダーが多すぎることは以前から指摘されていた。これまではガラパゴスと揶揄されるように日本国内市場だけを相手にしていたが、海外市場を見据えていかないと事業存続もおぼつかないと見られる中、海外に向けての体力をしっかり付けて欲しい。

関連リンク:日本電気の発表リリース

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