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JVCケンウッド、新ネットワークサービス「M-LinX」を開発

JVC・ケンウッド・ホールディングスは、通信技術と放送を融合させることにより、ノイズのないクリアなラジオ放送を楽しめるとともに、データを付加することにより新たなメディアとしての大きな可能性を持つ、デジタル時代の新ネットワークサービス「M-LinX(エム‐リンクス)」を開発したと発表した。

独自に開発した放送サービス地域特定技術により、FM/AMラジオ放送と同じ音声を、インターネット網を活用して受信できるというもの。高層ビルやマンション、高速道路や鉄道の高架線などさまざまな電波障害による難聴取地域においてもM-LinX対応機器を使えば、ノイズのないクリアなラジオ放送を楽しむことが出来る。

また、M-LinXでは、音声とは別に画像などの付加データを受信できる技術仕様を開発中としており、テレビなどで、通常のラジオ放送とともに関連する動画(DJの映像やプロモーションビデオ)や静止画、文字情報(ニュース・天気予報、アーチスト新譜情報)等のさまざまな付加情報を楽しむことができるようになるとしている。

さらに、インターネット網を活用した双方向機能により、リスナーの趣味嗜好や番組内容に連動した広告展開、情報提供などが可能となるとしている。

このM-LinXに対応した商品群の第一弾として、オーディオ、ビデオ、通信を融合させ、多彩な映像コンテンツと音楽コンテンツをこれ1台で楽しめるHome AVC(Audio, Visual and Communication)「RYOMA(リョーマ)」を発表している。

<コメント>
ラジオ放送という枯れたメディアに目を付けたことは興味深いが、地域特定などラジオというメディアの持っている欠点をすべて補っているとは言い難い。ネットと連携するのであれば、居住地域以外の放送も聴きたいというニーズの方が高いのではないか。あとは実際にどのような情報を付加していくかが注目される。

関連リンク:JVC・ケンウッドホールディングスの発表リリース

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