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NTTドコモ、フェムトセルサービス「マイエリア」を発表

NTTドコモは、自宅にフェムトセル小型基地局を設置し、自宅専用FOMAエリアを構築することにより、高速パケット通信を利用できる「マイエリア」を2009年11月18日よりサービス開始すると発表した。

「マイエリア」は、自宅にフェムトセル小型基地局を設置することで、自宅専用FOMAエリアを構築、エリア内では、登録されたFOMA回線のみで利用でき、動画など大容量コンテンツやマイエリア登録者向けの専用動画・音楽コンテンツを高速パケット通信でダウンロードできるサービス。

フェムトセル小型基地局には、家族などフェムトオーナーの基地局に登録したメンバー(10人)のみが利用でき、1つのフェムト小型基地局で4人まで同時に接続できる。

登録者はFOMA1回線あたり3台のフェムト小型基地局が登録できる。また、マイエリア契約者の場合は、自動登録されるフェムト小型基地局1台に加えて、3台のフェムト基地局が登録できる。

フェムト基地局はNTT東西のBフレッツおよびフレッツ光ネクストなど対応ブロードバンド回線と接続する。マイエリア契約者の基地局利用料は月額980円で、初期費用は2,100円。登録者の契約および月額利用料は不要で、フェムトエリアでの通話やパケット通信にはFOMAサービスと同等の通信料がかかる。

また、自宅専用FOMAエリアへの出入りを検知し、家族の帰宅、外出などの自宅専用FOMAエリアへの出入りをあらかじめ通知相手として設定されたメールアドレスに通知したり、イマスカ機能専用サイトで確認することができるイマスカ機能も提供される。

<コメント>
携帯端末の増加に伴って、端末の数に比較して基地局が少なく回線を取り合うことでつながりにくくなったり、通信速度が遅くなったりするケースが増えている。基地局の増設も進んでいるが、それにも限界はあり、使いたいユーザーが使いたいエリアでつながりやすくする方策としてフェムトセルは期待されていた。価格やサービス内容が期待されていたもの通りとは言えないかもしれないが、必要とされる環境から順次入っていくだろう。

関連リンク:NTTドコモの発表リリース

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