トップページ»技術情報»米Microsoft、新型フラッシュメモリカード向けに「exFAT」のライセンス供与開始

米Microsoft、新型フラッシュメモリカード向けに「exFAT」のライセンス供与開始

米Microsoftは、新しいフラッシュメモリカード向けにファイルシステム「exFAT(Extended File Allocation Table)」のライセンス供与を開始したことを発表した。

exFATは、既存のFATシステムに比べ大容量化や転送速度の向上が可能なことを特徴としている。すでに「SDXCメモリーカード」や「メモリースティック XC」など上位規格のフラッシュメモリーカードが採用を発表している。

容量はこれまでの上限32GBから上限256TBへと大きくなり、最大100個または最長60時間のHD動画や、4,000以上のRAWファイルを1つのディレクトリ内に保存することができる。また、転送速度はSDXCカードで最大300MB/secとしている。

ソニー、キヤノン、三洋電機が契約しており、加えて米SanDiskも契約の見込み。

<コメント>
SDXCカードもメモリースティックXCも2009年1月に発表されたもの。製品化がまだとはいえ、発表時にファイルシステムにexFATを採用することは公表していたにも関わらず、実際のライセンス供与が今頃になるというのは意外な印象を受ける。

関連リンク:米Microsoftの発表リリース

【広告】

コメント&トラックバック

トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2009/12/15/1142/trackback/