PC周辺機器関連3社、「一般社団法人デジタルライフ推進協会」設立

アイ･オー･データ機器、デジオン、メルコホールディングスのPC 周辺機器関連3 社は、地上デジタル放送への移行やパソコンでのテレビ視聴など、新たな視聴形態を『デジタルライフ』と位置づけ、利用者にとって便利で健全なデジタル社会の発展を実現する「一般社団法人デジタルライフ推進協会」を設立すると発表した。

設立日は、2010 年2 月1 日。事業内容は1.デジタルライフの普及促進及び啓発活動、2.デジタルライフの実現に付随する基準、規格、ガイドラインの提案、3.デジタルライフの普及に関連する提案、及び意見表明、4.デジタルライフと関係の深い、放送、通信、電子機器、家庭電化製品、家電販売などの諸業界団体との連携、5.前各号に掲げる事業に附帯関連する一切の事業としている。

設立の趣旨として、情報のデジタル化、ネットワーク化、技術の進歩などにより、多様なデジタル情報の視聴形態が実現してきているなか、そうした新たな視聴形態を広く普及させるには、会社の枠を超えたエネルギーが必要とし、技術的側面と著作権保護を考慮した健全なルールや基準のさらなる整備が必要としながら、同時にユーザの利便性を守ることも必要であり、その両立が今後の快適なデジタルライフを実現できるとしている。

＜コメント＞
ネットワークメディアプレーヤーのメーカー2社と、DLNA関連ソフトウェアの開発メーカーの組み合わせから、ホームネットワーク内のデジタルコンテンツの取り扱いに関する業界団体と見ることが出来るだろう。市場拡大のために広くユーザーにホームネットワークを利用したデジタルコンテンツの楽しみ方を提案することはもちろん、一方で厳しくなろうとしているデジタルコンテンツの権利者へのアピールなどにも期待したい。

関連リンク：デジタルライフ推進協会の発表リリース（PDF）