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RealNetworks、音楽配信部門「Rhapsody」を分離へ

米RealNetworksと米Viacom傘下のMTV Networksは、両社の合弁事業である音楽配信部門Rhapsody Americaを分離させる計画だと発表した。

Rhapsody Americaは、RealNetworksの音楽配信事業「Rhapsody」とMTV Networksのオンライン音楽サービス「URGE」を統合したサービスの運営会社として2007年8月に設立していた。

両社では、Rhapsody Americaの持株比率を49%以下にとどめ、2010年3月末までに分離・独立させるとしている。

<コメント>
サブスクリプションサービスなどを展開していたRhapsodyだが、実績としては振るわなかったようで、このリリースでRealNetworksは「より収益性の高い企業になる」との声明も紹介している。確かにコンテンツビジネスはスタートアップに手間取ると収益を得られるまでに時間がかかり、公開企業にとっては保有し続けることが難しくなる。その意味では、Rhapsodyは独立した方が運営しやすくなるかもしれないが、資金を提供してくれる新しいステークホルダーが現れるかが課題になるだろう。

関連リンク:RealNetworksの発表リリース

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