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Bluetooth SIG、最新規格バージョン4.0を公表

Bluetooth SIGは、無線通信規格「Bluetooth」の最新バージョンとして、低消費電力技術を取り入れた「Bluetooth v4.0」を発表した。

新バージョンは、旧来のBluetooth技術、低消費電力技術、高速化技術の3つを統合したもの。製造者はデバイスの用途などに応じて、搭載する技術を取捨選択できる。

特に低消費電力技術を盛り込んだことで、ボタン電池で駆動する腕時計などにも無線通信機能を搭載することができ、ヘルスケアやフィットネス、スポーツ、セキュリティ、ホームエンターテインメントなどの分野への適用を期待している。

2010年第二四半期の終わりまでに技術的な詳細が詰められ、2010年終わりから2011年始めには搭載製品が登場する見込みとしている。

<コメント>
無線通信の分野で一定の用途を担っているBluetoothだが、高速性や低消費電力をうたう他の規格の登場で、新しいバージョンの方向性が曖昧になっている印象があったが、どちらの方向性も取り込むことで延命を図った格好。機器によって、どちらの方向性を盛り込んでいるか、ユーザーに分かりにくくなる懸念もあるが、規格名の浸透度合いからすれば主流になる可能性も少なくないだろう。

関連リンク:Bluetooth SIGの発表リリース

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