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Apple、SNS機能を加えたiTunes 10を発表

Appleは、音楽ソーシャルネットワーク機能「Ping」を新たに搭載したiTuneの新バージョン「iTunes 10」を発表した。

Pingでは、ユーザはお気に入りのアーティストをフォローして、最新情報を調べたり、投稿された写真やビデオを観たり、彼ツアー日程を見たり、別のアーティストに関するコメントや、アーティスト自身が聴いているアルバムに関するコメントを見ることができる。

また自分自身のプロフィールをiTunes上に作成して、自分がフォローしているアーティスト、聴いている音楽、行こうと思っているコンサートを友人に知らせたりすることもできる。Pingの最近のアクティビティのフィードにより、友人が投稿したアーティスト、アルバム、楽曲、コンサートに関する情報が見られるほか、フォローしている友人やアーティストがiTunesからダウンロードした楽曲やアルバムをまとめたトップ10リストも見ることができる。

Pingはコンピュータ上のみでなく、iPhoneやiPod touch(iOS4以上)から使うこともできる。

また、iTunes 10はワイヤレスで音楽をストリーミングするAirPlayに対応し、AppleのAirMac Expressベースステーションを介して離れたところに置いた外部スピーカーを通じて音楽を聴くことができるほか、AirMac Expressが無くてもBowers & Wilkins、JBL、Denon、iHome等の各社から発売されている対応製品でも利用できるようになった。

iTunes 10は、Windows 7/Vista/XP SP2以降、Mac OS X 10.4.11以降に対応し、同社サイトから無料でダウンロードできる。

<コメント>
音楽の好みがリアルな人間関係から形成されていくとするならば、iTunesのような音楽の接点にソーシャルネットワーク機能は必要な機能ではある。ただ、LastFMやmixiミュージック、マイクロソフトのZuneなどが先んじて搭載しながら、成功したとは言えない状況になっていることから、iTunesでどれだけ利用されていくのか、興味深い。

関連リンク:アップルの発表リリース

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